【「魔法のおなべ」研究シリーズ】002…「無料化」の流れに対応する12のビジネスアプローチ
こんにちは。大広の梅田です。
今回からいよいよ「プロサンプション活動で獲得した『評価』を金銭価値に(直接的に/間接的に)変換する“各種アプローチ”」を具体的に考えていきたいと思います。
前回でも触れましたが、参考にする資料として、『魔法のおなべ』だけではなく、クリス・アンダーソン著『FREE』も加えます。
※『FREE』の日本語版が11月21日に発売されるということで、発売次第、内容を読んでみたいと思いますが、すでに色々なブログ等で概要は窺えるので、まずはそれを参考にして進めてみます。
※ブログについては、CNETコラムの森祐治氏「情報経済への視点」の「ゼロ化を飲み込むフリービジネスモデルの構築を急げ」を参考にしました。
さて、『魔法のおなべ』で直接参考になるのは、9章の「間接販売価値モデル」です。ここでは7つの具体的な「プロサンプション活動をビジネスに組み入れていくアプローチ」が登場します。
一方で、『FREE』の方は、「競争市場ではすべての価格は限界費用へと収束する」という基本スタンスのもと、(プロサンプションを含めた)無料化の流れに対応する4つの大分類を挙げているようです。
以上、この2つの視点は相互に絡み合っているので、要素を分解/再整理を試みました。それが次の図です。
prosumption091117(「無料化」を汲んだ12のビジネスアプローチ)
この整理のポイントは、「無料化の源泉」という軸を採ったことです。『魔法のおなべ』では(当然ながら)オープンソース/プロサンプションの領域しか触れられていません(その代わりに独自の視点もあります)。一方、『FREE』では大分類の1つに「非貨幣市場(贈与経済など)」があり他の3つと並列されています。そこで、「非貨幣市場」を「プロサンプション」として捉え直して1つの独立した軸として採ることで、両者の絡み/関係性を分かりやすくする・・・という狙いです。(この2軸で考えると、例えば「非貨幣市場」はご覧の位置のセルに分類できるかと思います)
また、『FREE』の大分類「直接相互補助」「freemium」については、『魔法のおなべ』を眺めていて気付いた視点により、もう少し細かくした方が発見があるかも? という狙いで、現状それぞれ2つに割ってみています。
次回以降は、この整理にしたがって、各セルの具体事例やポイントを検討していきたいと思います。